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事業概要

富士ホーニングのこれまでとこれから

2022年度から拡大する富士ホーニングの総合事業領域

モビリティエンジン、汎用エンジン、ギア関係、油圧・空圧機器、減速機、熱交換器等、ホーニング加工を必要とする装置は多岐にわたります。
日常で目にする自動車・バイク、農機、船舶、建設機械、家電など多くの製品において、孔で摺動する部分にホーニング加工が施されています。
 
富士ホーニング工業は1949年、大阪で設立したホーニングマシン専業メーカーです。
創業以来、自動車産業を中心とした超精密ホーニング事業に注力してまいりました。
また、鉄道、航空機、橋梁といった長尺大口径のホーニングにおいても高い技術力を発揮し、日本の重厚長大産業を支えてきました。
 
社会のグローバル化が進み、海外での納入先が増えるにつれて、世界中から量・質ともに豊富なフィードバックが集まるようになり、エンジニアリング力が向上。
 
2011年の東日本大震災を契機に、大規模建築免震装置や建機などを対象とした超大型精密ホーニング事業を見直し、近年は医療機器・精密電子機器などに必要となる小型超精密ホーニング事業へも展開。
ホーニング加工のパイオニアとして、社会の要請に応える形で、その領域を広げてまいりました。
 
これから先、電気自動車やロボット、航空宇宙等、未来の産業においてもホーニング技術が必要とされ、今後もその可能性は広がっていくであろうことが予想されます。
 
大量生産のための高効率化から、サステナビリティのための高効率化へと社会の指標が移り変わる中で、弊社はつねにホーニングのエキスパートとして、あらゆる領域の技術開発に挑戦し続けます。
 
 

これまでの富士ホーニング工業 → 新体制:これからの富士ホーニング工業

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製品開発の歴史

1949年設立から1980年代 手動ホーニング盤又は小型機が主流

1949年、富士ホーニング工業の前身の加藤商会が本格的にホーニングを扱うようになり、そして、1959年に社名を富士ホーニング工業に変更。1980年には特定DBツール形状で特許取得し、DBツールをほぼ独占するようになりました。

1955(昭和30年)
国産化第一号の横型手動ホーニング盤 「FK-1」
1959(昭和34年)
ホーニング盤の原点 「FK-8」
1960(昭和35年)
大量生産向き、主軸回転が無段階変速 「FAVシリーズ」
1963(昭和38年)
長孔用竪型ホーニング盤 「FVシリーズ」
1966(昭和41年)
多品種少ロット加工に適したホーニング盤の原点 「FK-8A」
1973(昭和48年)
主軸ストロークが油圧駆動 「Nシリーズ」
1975(昭和50年)
動力はクラス最高の12.5馬力 「Rシリーズ」

1980年代以降 2輪及び4輪自動車のシリンダーブロック等 大型自動ホーニング盤が主流

時代背景として、1982年は自動車工業関係者の特許出願が増えてきた頃になります。

1982(昭和57年)
Nシリーズ上位機としてNCによる四輪エンジン専用機を開発
1985(昭和60年)
国内初CNC制御ホーニング盤 「SRシリーズ」
1987(昭和62年)
主軸回転はインバータでローコストマシン 「DRシリーズ」
1989(平成1年)
主軸往復油圧シリンダー NC制御 「NRシリーズ」
1993(平成5年)
主軸往復油圧シリンダー ローコスト機 「NDシリーズ」
1996(平成8年)
砥石拡張をサーボ化、メガ油圧対応 「VRシリーズ」
2001(平成13年)
主軸回転往復サーボ FANUC NC制御 「MRシリーズ」
2004(平成16年)
主軸NCシフト機能 「MRXシリーズ」
2017(平成29年)
主軸構造小型化 「MRNXシリーズ」

2020年 小径加工専用FSシリーズ開発

2021(令和3年)
小径専用 FSシリーズ